アトピー性皮膚炎

1. 1アトピー性皮膚炎とは

   皮膚のバリア機能が低下した状態、皮膚からのアレルゲンの侵入やストレスなどの多様な環境的要因が重なって起こると考えられています。赤みのある湿疹、プツプツと盛り上がりのある湿疹、ジクジクと水分の多い湿疹、ゴツゴツしたしこりのような湿疹がよくみられ、掻くことによって皮膚が厚くゴワゴワした状態になったり、かさぶたができたりします。

2. 2原因

   アトピー性皮膚炎の皮膚は、皮膚を守る「バリア機能」の低下により乾燥や炎症が起こりやすくなります。

3. 3治療法

   治療は、外用薬・非ステロイド・保湿剤や内服の抗アレルギー剤を始めとして様々な内服薬などを、患者さん一人ひとりの皮膚や生物製剤の導入デュピクセントライフスタイルを考慮して、ご相談のもと薬剤を組み合わせて治療しています。
   さらに当院では紫外線療法を治療の一環として取り入れたり、生物学的製剤の導入にも積極的に取り組んでおります。
   当院は、生物学的製剤の導入施設です。

   

4. 紫外線治療

   紫外線の「免疫の働きを調節する作用」を利用した治療方法です。紫外線を皮膚に直接照射します。
   308エキシマーシステムは、紫外線の中でも308nmの波長のみを照射する最新の紫外線治療器です。308nmの波長は従来の紫外線治療器が採用している波長よりも治療効果が高く、安全な紫外線の一つです。